備前池田家には歴代の藩主や夫人達が身に纏った大名装束が伝来していますが、これまであまり知られていません。
江戸時代後期に活躍した岡山藩主池田治政は、豪胆な性格で知られる一方、閑谷学校を再興し、多くの絵画や書跡を残した文人としても評価されています。
陽明文庫は昭和13年(1938)に当時の首相であった近衛文麿(近衛家29代当主)が設立し、近衛家が宮廷文化の中心として護り伝えてきた宝物を所蔵しています。
日本が誇る『源氏物語』が紫式部によって記されてから、今年でちょうど1000年を迎えます。
書は筆跡や墨の色彩などの見所に加え、書いた作者の個性が色濃く反映されます。
あらゆる加飾を排し、ただやきしめて成形する備前焼。
平成19年に、故橋本龍太郎元総理のご遺族から、氏が所蔵していた刀剣類のコレクションを当館に御寄贈いただきました。